宇宙テラバ対面(キタカミプロローグ 81位/レート1770)

初めまして、こすもと申します。

今回は制限ルールですが自分でゼロから考えた構築で初めて2桁順位を取ることができたので自分用の記録も兼ねて書いてみます。拙い文章かと思いますが悪しからず。

 

一回だけサマヨvsイルミーゼTODが起こりました。なんかごめんなさい。

 

構築作成経緯

キタカミプロローグと同じルールでの仲間大会に参加したところ、本番付近に増えた並びとして

 

・追い風+Sかなり振ってるガチグマ

・ロンゲ+アタッカー(ジャラ等)+ソチャ

・初手猫騙ししてくる系

・並びじゃないけどドドゲ


がいると感じたので、猫騙しに強いトリルを軸にすることに決定。

 

その要素を持っているポケモンとしてシャンデラサマヨール、イエッサンが挙げられたが、一番耐久があってトリル張りやすそう&特性お見通しで初手投げが強いと考えたサマヨールを採用。

 

トリルエースにはなるべく火力が高いポケモンを置きたいと思い、トリル下で確実に最遅ガチグマの上をとって環境最強のC145から暴れられるクワガノンを採用。似たことができるポケモンとしてローブシンがいたが、爆増していたドドゲの飛行テラバにカモられそうで嫌だったので格闘テラバでの対策とした。

 

初手サマヨの隣には猫騙し持ちか圧をかけられるアタッカーを置きたいと思ったが、猫騙しは対策されている可能性があると思ったのでアタッカーとして環境に刺さりそうだったすり抜けシャンデラを採用。

 

上記3体を軸としたときに引き先がいないと感じたので、無難に引き先になれて圧をかけることもできる水オーガポンを採用。

トリル下での制圧力が高く、トリル下でなくても不意打ちでスイープできて引き先にもなれる最強生命体としてドドゲザンを採用。

 

上記5体でトリル展開は充分だと思ったので、トリル打たない選出をする際の補完枠として、貴重な飛行打点でイッカコノヨに強く、技範囲も広くて構築全体が低速なのを補うことができるスカーフムクホークを採用。

 

また、これらで重いジャラ、晴れパ、サポート込みのガチグマをメタるため各所にテラバを採用。

 

以上で構築の完成とした。

 

単体紹介

レンタル画像は選出時間切れをケアした順番になっていますが、こちらでは構築作成経緯と同じ順番で書きます。

 

サマヨール@進化の輝石

252-0-188-0-68-0

HB-黒い眼鏡A特化ドドゲの悪テラドゲザン確定耐え
HD-眼鏡C特化シャンデラのシャドボ確定耐え


お見通しも耐久も偉すぎたポケモン。特性のお陰で相手のガチグマやマシマシラ、サナガブ等の型判別ができるのがかなり強かった。技は確定枠のトリル痛み分けを入れて、1ウェポンにはvs壁構築でクワガノンの通りをよくする瓦割りを入れた。ナイトヘッドが無くても痛み分けを疑似的に削りの手段として使うことができるため、相手のゴーストタイプの襷を削り切れなくて苦しい、ということはあまりなかった。ラス1の枠にはテルさんのWCS使用構築のクレセリアから着想を得て手助けを入れてみたが、シャンデラムクホークの火力の底上げ、不意打ちスイープのリーチを伸ばすのが強すぎた。ありがとうテルさん。ありがとう世界。

選出率5位

 

クワガノン@突撃チョッキ

244-0-0-252-12-0

Hだけ奇数にしてぶっぱ余りD

 

超電磁砲ポケモン。地面も電気も少ない環境だったので通りのいい10万ボルト、炎以外のオーガポンに択を減らすことができる一致打点さざめき、ガチグマを絶望の淵に叩き落す格闘テラバ、ムクホークと並べることは無いと思ったのでソチャ等に打点を持てるエアスラで完成とした。持ち物はガチグマソチャで並べられたときに一回は吸われてもいいようにチョッキ。手助け込みでHBソチャをエアスラで飛ばせる。トリルを展開できれば必ずいい働きをしてくれたが猫騙しに弱いポケモンになってしまったため、それ警戒であまり選出できなかった。チョッキで打ち合い性能は上がったけど初手投げはほぼせず裏から出していける動きも組み込めていなかったので、そういう構築ならトリルATには守るを入れる方が動かしやすそうだと感じた。

 

選出率6位(笑)

シャンデラ@気合の襷

6-0-0-252-0-252
ガチC特化。Hに振ったのはミス。


俺の環境最強ポケモンランキング1位であり地雷ポコモン。彼のお陰で拾えた試合は数知れず。妖テラバを採用した理由は

・襷が削れた後もドドゲの不意打ちに臆せず攻撃技を押すことができる

・相手のジャラに対して見えない処理ルートを用意することができる

この2点。炎+「見えない妖」の技範囲がテラス択(主に妖弱点の鋼テラス)に非常に強く、ジャラをはじめガブやブシンに強く出ることができた。クワガノンのお陰でトリルを警戒されるからバルク値が高く、守るも刺さった。完璧で究極のアイドル。

 

選出率堂々の1位

オーガポン@井戸の面

252-132-0-0-0-124
HD-テラス切ればC特化ガチグマのテラスハイボ2耐え
S-最速80族抜き(シャンデラ、サナエルレイド等)

A-余り


ダヴィンチもびっくりの万能人。スイープの役も担えるようにAを確保したが、どちらかというと指でドドゲを守る展開の方が多かったから陽気の耐久振りにした方がこの構築には合っていたかもしれない。技はテンプレ。ウドホの枠はウドハンでも強そうだったが、ウドホの回復が生きる場面は何度もあったのでこれで完成されていると感じた。

 

選出率3位

ドドゲザン@黒い眼鏡

188-252-4-0-4-60

A-ガチ特化。不意打ちのリーチを少しでも伸ばす。

S-同族&遅いガチグマを抜けるくらい

HBD-陽気A252炎オーガポンの棍棒を確定耐え

 

個人的にこのルールにおけるドドゲザンはこの調整が結論だと感じた。タイプと種族値を活かした後投げから不意打ちで縛る動きが強すぎる。チョッキも勿論強いが黒い眼鏡と比べたとき、格闘技を持っている相手に対してテラスを切るか引くしか選択肢が無い点で守るを押せる後者に分があると思った。格闘技の警戒を十分にできれば無敵なので使い手の実力が出るポケモンだと感じたが、自分はまだまだこいつを使いこなすことができなかった。アイへを抜いて妖タイプへの打点が無くなったが、そういう系は基本的に数値が低く、他のポケモンで十分みることができたのでミラー意識のけたぐりを採用した。トリルを展開する構築でも、同族を抜けるくらいまで振ることで相手とのS関係が分かりやすいのがとても使いやすかった。これより速いドドゲには何回か当たったけどそういう相手には全て勝ったのでこの調整が結論。

 

選出率2位

ムクホーク@拘りスカーフ

4-252-0-0-0-252

ブレバでH252イッカネズミを乱数1発(68.75%)

 

補完枠として入ってきたのに強すぎて軸に成り代わったキチキギス。意地にすることでミラー以外に強くなり、イッカコノヨに対して霊テラを気にせずにブレバを打てるようになった。序盤の雑な削りから終盤のスイープまでこなすことができるつよつよポケモン。岩テラバは晴れパのスカーフシャンデラ等を意識しての採用だったが数を減らしていたので1回しか打たなかった。ドドゲシャンデラと縦の相性がとても良く、サイクルにも組み込みやすかった。

 

選出率4位

 

立ち回り

選出

シャンデラムクホ+水ポンドドゲ(順不同可)

45戦中30戦以上この出し方。シャンデラムクホがかなり刺さりやすかったが、初手のガチグマロンゲみたいな並びに対して猫ハイボorブラム警戒でムクホがドドゲバックしなきゃいけないしその後真空波ケアすると無限に択になってしまうのが苦しかった。その並びかなり多かったしちゃんとメタるべきだった。

シャンデラサマヨ+クワガノン@1(ほぼドドゲ)

トリル選出するならほぼこれ。ドドゲでのスイープを狙うか、クワガノンを水ポンで守り切るかはクワガノンの刺さり具合で決めていた。この6体を見てトリルメタの選出をされることが多く、サマヨはそれに打ち勝てるようなパワーがあるポケモンではないと感じたため、逆張りであまり選出しなかった。多分正解。

ムクホサマヨ+クワガノンドドゲ

1回だけこれで出したけど負けた。

 

サマヨ軸による相手選出の歪み

相手がサマヨ始動のトリルを止める手段としてあるのが
・挑発やトリック、悪戯心アンコでの行動阻害
・ドドゲ@1で総攻撃してくる
の2種類だったので、こっちはほぼトリル出さないけど相手視点はトリルとの選出択になっているという状況になっていた。そのせいでドドゲを初手に投げられることがちらほらあったが、初手ドドゲに対しての択は無限に発生してしまう構築になっていたのでそこだけ渋かった。ムクホークを耐久振りにして上から動く以外の行動保障を持たせていれば解決していたのかもしれないが、火力が本当にギリギリだったので一長一短だった。

 

最後に

WCS2023を見てダブルバトルを始め、初めて自分の構築で2桁順位をとることができたのでとても嬉しいです。今シーズンのランクマはより精進しようと思います。最後になってしまいましたがここまで読んでくださった皆さま、並びにいつもお世話になっているテルさん、本当にありがとうございました。

 

こすも